4Cとは顧客視点から考えたマーケティングミックスのフレームワークです。
先に4Pについて把握してから覚えましょう。
顧客にとっての価値(Customer Value)
提供する「商品・サービスが」顧客にとってどんな価値を得ることができるのか
そのサービスを利用することで何が解決され、満たされるのかという視点で考えます。
顧客が費やすコスト(Customer Cost)
顧客が「商品・サービス」の提供を受ける際に必要な金額面でのコストや
移動時間、待ち時間など負担面でのコストを考えます。
顧客にとっての利便性(Convenience)
顧客が「商品・サービス」を購入するまでの手軽さや利便性という視点で考えます。
例えば、
プログラミングスクールの場合は、駅からのアクセス、立地などが挙げられ、WEBの場合は完全オンラインで受講できるサークルなどです。
また、機能面、金額面の説明や決済方法が対応しているものが多いなど
顧客目線で考えると良いです。
顧客とのコミュニケーション(Communication)
顧客の立場から見て「商品・サービス」の情報を見つけやすいかどうかを考えます。
WEBや電話でサポートを充実するとか、SNSやブログで情報発信するのも効果的です。
メールマガジンやダイレクトメールで顧客とコミュニケーションを取る場合は
セグメント毎にパーソナライズ化して配信された内容が最後まで読めるような内容が
好ましいです。同内容、全配信は近年好まれにくくなってきています。
事例
スターバックスコーヒー
4Pでもご紹介しましたが、4Cでも考えることができます。
顧客にとっての価値(Customer Value)
- 第3の場所として落ち着けるスペースの提供
- 美味しいコーヒーの提供
顧客が費やすコスト(Customer Cost)
- 1杯300円〜500円
- 缶コーヒーやコンビニよりは割高でホテルや喫茶店よりは安い
顧客にとっての利便性(Convenience)
- 立地条件が良く、駅チカなどアクセスしやすい
顧客とのコミュニケーション(Communication)
- 知識が豊富なスタッフによるサービスの提供
- カップに書かれたメッセージで顧客とコミュニケーション
最後に
マーケティングミックスの4Cはターゲットとする顧客の立場から考えることで
商品・サービスのブランドの一貫性を保つことができ、ターゲットに伝わりやすくなります。