あなたのサイトでページビューが増えた時、減った時で一喜一憂していませんか。
先に結論を申し上げますと、サイト全体のアクセス数はさほど重要ではないということです。それよりも大切なことは現状を把握してサイトを改善するためのKPIを設定してPDCAを回していくことが重要です。
ページビューには複数あるということ
ページビューと言ってもページ全体のアクセス数として考えているのであれば
それはちょっと間違えているかもしれません。
それは、ページビューには細かく分類することができるからです。
Google Analyticsを活用されている方はご存知のことかと思いますが
そのアクセスしてきたユーザーが新規なのか、継続なのか、ソーシャルメディアからなのか、SNSからなのか、検索エンジンからなのか、出稿している広告からなのか
以上のように細かく分類することができます。
継続と言っても翌日、3日、7日、14日、28日と分類することができます。
ソーシャルメディアも連携しているソーシャルメディアが多ければそれだけ増えますよね。
SNSも同様です。Twitter、Facebook、Instagramなどメディアが増えれば守備範囲が広がります。
SEOの観点で考えた場合は、検索エンジンからの流入数を伸ばすべきですし
ディスプレイ広告に力を入れているサイトであれば、広告費用対効果ROASを改善する方が効果的の場合があります。

KPI設定が正しいのか
以上のようにページビューを増やすことは目的としては粗すぎる
ということを先にお伝えします。
では、具体的にどのようにKPIを設定すればいいのでしょうか。
まずは先の項のようにサイトにおける考えられるKPIを全て洗い出すこと
から始めます。
その上で、仮説として関係のありそうな項目をいくつか絞り込み
ます。
例えば、継続ユーザーのアクセスを増やす
とか新規ユーザーのアクセスを増やす
とかSNSの投稿内容を改善してアクセスを増やす
などです。
継続ユーザーが減っている場合は、サイトからの離脱している、競合サイトにシェアを取られているなど仮説が立てられます。
新規ユーザーの場合はSEOに力を入れるとか、ディスプレイ広告の改善、費用設定の改善、キーワード選定の改善など仮説が立てられます。
SNSの投稿内容については、アナリティクスを一緒に提供しているサービスがほとんどですので投稿内容一つずつに対してエンゲージメント率を計測しましょう。
ここで大切なのは、費用対効果
です。
アクセス数が増えても収益化に繋がらない場合はコスト
ばかり膨らみ結果として良くないこと
になります。
売上に繋がるアクセスはどこ経由なのかを知ることが重要です。
PDCA改善サイクルを実施する必要性
KPI設定を行う際に項目を細分化し、洗い出すことで絞り込めるようになります。
しかしその項目設定が間違えている場合があります。
認識のズレ、仮説のズレ、設定のズレなど様々な理由でうまくいかないことが多いです。
そこで重要になってくるのがしっかりとPDCAを実施して
その項目がそもそもの目的に合っているのかを効果測定をしながら、必要に応じて項目設定をやり直し知見をためていくことが大切になってきます。
成功した理由、失敗した理由が言語化できるようになるととても良いです。
大切なのはPDCAサイクルを形式化し、文化として定着させることです。
まとめ
ページビューという考え方では粗いため、項目を洗い出して絞っていくことが重要だと
お話させていただきました。
サイトによって再現性のある項目は異なりますので自分なりに試行錯誤して継続しましょう。